バウンドの原因
リバウンドというのは、ダイエットをするのを止めてから体重がダイエット前まで戻ってしまう現象のことを言います。
ダイエット前以上に体重が増加してしまうことだって考えられます。日本人におけるダイエット体験者のうち、過半数以上がリバウンドに悩んでいるというデータがあります。しかしダイエットとリバウンドを交互に繰り返してしまいますと、どんどんと太りやすく痩せにくい体質になってきてしまうのです。
リバウンドの原因としましては、ホメオスタシスと停滞期がキーワードとなります。理想的なウエストのくびれを作ろうとして食事制限をしていますと、開始したばかりの頃というのは順調に痩せていくのにも関わらず、そのうちに体重が変化しなくなってきてしまいます。
これはホメオスタシスと呼ばれている生体維持機能が原因となっているのです。食事量に合わせてエネルギー消費量も減少してしまうワケです。このままの状態でダイエットを止めて食事量を元に戻してしまいますと、エネルギー消費が以前より低くなっていることから、余分な脂肪が付いてしまうこととなります。
またリバウンドの原因としまして、レプチンの量と満腹感も関係してくるのです。レプチンというのは満腹中枢を刺激するものであり、ウエストのくびれを作ろうとして食事制限をすることによって減少してきてしまう物質となります。
ダイエットを止めて食事量を元に戻した場合に、このレプチンの分泌量が戻るまでに約1ヶ月かかると言われています。つまり、満腹感がなかなか実感することが出来ないので、ついつい多く食べてしまうのです。
そして不思議なことに、ウエストのくびれをどうしても作りたくて体重計に乗れば乗るほど体重は減少してきます。体重計に乗るのは現実を確認するようで嫌、と言う人ほどウエストのくびれを作ることが出来ていないのです。
その理由としましては、体重計に乗らないと太っていくためのいわゆる悪循環が起こってしまうからです。体重計に乗ることで増えているかもしれないから乗りたくないという人は、自分の体重が増えたとしてもなかなかそのことに気が付きません。つまり、それは太ってしまったという事実から目をそ背けているということになるのです。
また体重管理をすることの出来ない人の体重はどんどん増えていくのは言うまでもありません。このような人は、ウエストのくびれが欲しいと口では言っていながらも、実際には痩せるどころか逆に太ってしまうものです。
毎日体重計に乗る習慣をつけることが出来た人は、やせる道を一歩踏み出した、っということになるのです。毎日の体重を理解していますと、その日の行動や食事内容に注意をするようになるからです。
体重が増えていれば減らそうと考えて、減っていればますますダイエットを頑張ろう!という意識が生まれます。つまり、様々な努力が数字になって現れていくのです。
結果さらに真剣にウエストのくびれ作りに対して頑張ろうという気持ちが生まれ、成功する可能性も高くなってくることでしょう。